6月25日 ビットコインの夢と採掘の苦悩

市場動向：すべてが動き出した一日

午前7時、太平洋時間。暗号資産市場はすでに熱を帯びていた。私が3杯目のコーヒーを飲んでいた瞬間、CoinDeskから衝撃のニュースが届いた——国泰君安インターナショナルが仮想資産取引サービス提供を正式承認。アジア機関投資家のアクセス拡大に向けた静かな地殻変動だ。一方、コインベース株は午前に10％上昇し、時価総額8600億ドルを超えた。成長ではなく『正当性』の証明だ。

トランプ現象：ビットコイン国家か？採掘破綻か？

トランプ氏の再登場で「ビットコインを偉大に」が復活。『暗号通貨長官』指名や監視緩和、全国的ビットコイン預金推進など、まさにバブル期待材料。 しかし逆に、採掘コストを最大20％引き上げる関税政策も発表中。つまり『ビットコイン国家』を目指す一方で、その根幹である採掘事業を窒息させようとしているのだ。 私はこれを『採掘ジレンマ』と呼ぶ——コストがかかりすぎれば、どんな愛国心も無力になる。

目立たない宝物たち

BTC・ETH以外に何を見据えるべきか？最近の議論では、「流動性があり長期的に伸びる非BTC/ETHアセット」を選ぶべきだと指摘されている。 私の答えは——実用性を持つSOLプロトコル。単なるマエムトークではなく、WIFバリデーションノードのようにDDC経由でコミュニティ参加型仕組みを持つプロジェクトは有望だ。利益は抽出ではなく共有される仕組みだからこそ持続可能だ。 今やFUDやFOMOではなく、「コードが語る真実」を見極める時代になった。

感情指数：恐怖から貪欲へ？

不安・貪欲指数は66まで上昇し、「貪欲」域に戻った。数ヶ月ぶりの警戒感からの脱却だが、それは同時に過剰な期待とも言える。 資金率を見ると主要派生商品市場で急上昇。ロングポジションが急速に膨らんでいる状況だ。レバレッジが基礎なしに加速すれば……歴史は繰り返される。 2017年から2021年の記憶がある私には、「今回は違う」という言葉より「時計を見て準備開始」という行動の方が正しい。