870億ドルの転換点：ETHステーキングETFがすべてを変える

BlackRockの動きは暗号資産市場に大きな影響を与えます。彼らが申請したイーサリアムステーキングETFは、単なる規制手続きではなく、機関投資家によるブロックチェーン採用の転換点となるでしょう。

『値上がり』から利回り追求へ

ETHは3.5%のステーキング利回りにより、S&P500株や国債よりも魅力的な投資先となる可能性があります。EMJ Capitalが示した15,000ドルの価格目標は、機関資本が価格上昇と利回りの両方を求めて流入することで現実味を帯びてきました。

流動性という課題

ETFには即時の流動性が必要ですが、ステーキングされたETHはロックされます。この問題を解決するのがLidoなどの流動性ステーキングデリバティブ（LSD）プロトコルです。これらのプロトコルはETFプロバイダーが必要とする流動性ソリューションとして大きな恩恵を受けるでしょう。

Coinbaseの意外な強み

分散型プロトコルに注目が集まる中、Coinbaseのような集中型プレイヤーも見逃せません。彼らのcbETH製品は機関投資家にとって重要な規制面での安心感を提供します。数十億ドルを管理する場合、匿名の開発チームよりSEC提出書類のあるインフラが求められるのです。

結論

この動きの真の意義は、イーサリアムが保守的なファンドマネージャーも認める金融インフラへと成熟することにあります。DeFiの初期から参加してきた私たちにとっては、遅れて参入する機関投資家によって保有資産の価値が大きく上昇する可能性があるのです。